Accounting on Web Service

iPhoneアプリのグローバルレベルでのある一定の成果を見るやいなや、各社が何かしら課金/集金できるプラットフォーム作りを加速させている。

その代表ともいえるGoogle Android Marketは、iPhoneアプリと同様にGoogle Android OSが乗っている端末で利用できるアプリケーションプラットフォームだ。そのほか、Flash Platform Services for Distributionという、Flashを基盤としたプラットフォームサービスも22日発表されている。アプリケーションを、ソーシャルアプリとしてSNS等のサービスに組み込めたり、デスクトップやモバイル問わず配布できるサービスで、広告枠を入れたりすることで、CPM(1000回表示)で5ドル以上の収入を得ることができるそうだ。また、その広告枠に出稿するでアプリケーションを広めることができるという。まだ発表されていないが、流れ的には小額課金の方法も今後でてくるのではないだろうか。一方、国内向けサービスではMixiアプリがある。10月には課金APIも解放される予定だ。

いままでWeb業界では、コンテンツやサービスを作って人を集めて、そこに集まった人に対して広告枠を提供するというビジネスモデルしか作れていなかった。しかし、このような取り組みによって全体的に一歩進もうとしてる感じがしている。ただ、個人や小規模のビジネスでの収入は得やすくなっているとは思うが、未だに企業が取り組むにはビジネス規模が小さすぎるのではという疑問が拭いきれない。

iPhoneアプリしかりGoogle Androidにおいて、グローバルで利用できるアプリケーションやサービスを提供できればいいが、とりあえず日本国内の環境でと考えると、ユーザー数から考えて、どちらのプラットフォームもエンジニアがシェアウェアで稼ぐ副業程度に考えた方が今の段階では妥当なのだろう。mixiに関しても課金可能なユーザーがどれだけいるのか未知数だ。

これらのプラットフォームが、Web世界での広告に並ぶ新たな収入源となるにはまだまだ時間がかかるだろう。特に企業が本格的に収入源としてビジネス展開するにはいろいろハードルはある。ただ、広告だけに頼って収支が釣り合わなかった世界から、徐々に前に進んでいることは確かといえる。これからの展開が楽しみだ。

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