make a living

地震から1週間経って、徐々に普通の生活になりつつある。といっても、原発の心配とかつきないし、電力不足も続いているから夏を超えるぐらいまでは非常時的な雰囲気は続くのだろう。

改めて気がつかされたのは、みんなが戦々恐々とするような原子力の上に生活が成り立っていたということ。原子力ってコントロールしている限りはものすごいメリットがある反面、コントロールできなくなると人間の存在を脅かすような存在なわけで。ぼう都知事が「我欲を洗い流せ」と、いつも通り刺激的な発言をする訳だけど、表現の問題だけで、今の日本の生活は1000兆の借金と原発の上で作られて、それは空虚なもので、もう少し身の丈に合った生活をしなければいけないとという話だと解釈して、個人的には賛成している。

個人的にもうひとつ賛成したい意見が下記の村上龍のオピニオン。今まで日本には希望がなかったけど、地震でいろいろなものを失って、今度は希望があるという話。
危機的状況の中の希望

きっと、経済という意味で言えば、ここ数年はきっと厳しい状況で財政破綻とかも本格的になってくる可能性もゼロじゃない。だから震災前の生活に戻る事はないような気もしている。これが戦後という時代をようやく終わらせる契機となり、高度経済成長期とかっていう無理な拡大再生産の経済を求める生活じゃなくて、心の豊かさを求めるような生活に向かってほしいなと思っている。そこに、みんな希望を求めているのではないかと。

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